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サブタイトルは愛してやまない人の言葉。普通に飯を食べれたら他に望むものはない。雨露凌げる家があってこんな幸せでありがたいことはないと本気で育ててくださった家族や関わってくださった方々に感謝。2018年度の目標は「感~信じろ~」!
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うちのおじいは、満蒙開拓青少年義勇軍だった。
普段から物事を多く語る人ではないけど、ごくたまに話すことはあった。
1番強く印象に残っているのは、ほんの短い言葉だけど、
「日本は中国にひどいことをしとるけんの」
この一言には、いつものお気楽で能天気なおじいとは異なりかなりの神妙さと威厳を感じた。
また、悲痛にも見えた。

うちのおばあは、1945年8月5日深夜から6日早朝にかけて
疎開先の今治で空襲を受けた。
奇しくも同じ日に、広島に原爆が投下されたから
全国的なニュースにはならなかったが県下でも相当な被害者が出た。
幸いなことにうちのおばあは心身共に無傷で、茂みに潜伏して用を足していたほどだった。
「おしっこ漏れたらあかまいが」。ごもっともだが、爆弾怖くないのか?あんたw
おばあから聞いたことで印象に残っているのは、
「おかあさんおかあさん」と苦しむ子供もかえりみず、我先に我先に!と避難する母親の話。
人間の本性を垣間見た気がする・・

おじいおばあの話はいち個人の体験談にすぎないけど
この小さな一部分だけみても、
報道などの在り方に疑問を抱く。
報道も真実も多々あるだろう。
だが全てが真実なわけがない。
しかしマインドコントロールされている方々は跡を絶たない。

戦後70年ということで今は鬼籍に入っていらっしゃる方々も多く、
生きた声を聞けなかったのは、現代社会に生きる人達の不幸だろう。
おじいおばあのおかげでひとつの真実を知れた自分は幸運に恵まれた。

生死の境界を生き抜き、おかあやおばはんを産み育て、オレにまでバトンをまわしてくれた!
この事実だけで、おじいとおばあはみごとな勝ち組だった!
孫のオレが言うのも憚られるが、決して順風満帆とは言えなかった。
むしろ波乱万丈で、ツイていないことも多かったと思う。
だけどそれを辛抱して耐え抜いたから人生の勝者になれたと思う。



もうこの世にはいないけど自分の心の中でおじいとおばあは生きてる。
これは美化でも大袈裟でも無く事実だから。




おじいにも
おばあにも
大事に大事に
たくさん愛情注いでもらって
育ててもらったのに
何の恩返しもできなかった
恩返しどころか仇で返してばかりだった
言うだけ番長で見送ってしまった

いっそのこと呪縛のようにがんじがらめにし続けてくれた方がずいぶんと楽やのに
1番ツライ別れ方やった

ただただ..

もっと生きてて欲しかった、
今でも変わらないまま思うなあ
もっと生きてて欲しかったな


おじいも
おばあも
よおけ頑張ったから
わがままいえんけどな
ひとりの時くらいはいわせてくれ

もっと生きてて欲しかった


常々言うように孝行できなかった分、供養を少しでも多くさせていただく。
どれだけ供養してもやはり孝行したかったなあと悲哀には満ちるだろう..
それもオレの試練だと思います。背負って生きます。


またこうして書かせてもらうわ、おじいおばあ。



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喋りや絵文章写真で表現することに興味があります。 喋りと器はおじいに勝てず、キャラと強さはおばあに勝てず、絵心と手先はおかあに敵わないので、全部をやります。一番好きなのは喋ることです
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